気仙沼サンド おんらいんしょっぷ

昔懐かしい 気仙沼発 クリームサンド

店長日記

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クリームサンドの歴史



投函1 気仙沼で圧倒的な人気のパン


 

クリームサンドは、ある年齢以上の気仙沼人にとって、かかす事のできない食物と言えるものかもしれません。
とても重要なのかもしれませんが、無くなっても全然困らないものです(笑)
昔はおそらくどこの町にもあったと思いますが、コッペパンの中に甘いピーナッツバターのクリームを詰めただけの素朴なパン。
小さなパン屋さんでコッペパンを焼いて、店先でパンを割ってクリームを挟んでくれたというような思い出を持っている人も、もしかして多いのじゃないでしょうか。

気仙沼では、それがいつのまにかこういう包装で売られていました。
子供の頃(1970年前後)、パンと牛乳でお昼というと必ずこれがでてきました。
味はコッペパンにピーナッツバタークリーム(の安いヤツ)を挟んだ味。
甘くてそんなに美味しいとは思わないのだけど、たまになんとなく食べたくなる味なんです。
ずっと長く売れ続けている、気仙沼食品界のロングセラー商品なんです。



投函2 気仙沼のパンといえば



1970年代から1996年くらいまで、気仙沼のクリームサンドといえば、気仙パン(気仙沼製パン)が作り、市内全域の駄菓子屋、小さな食料品店、などに卸して販売していました。

高度成長の時代をむかえ、白石パンなど中規模のパン屋、第一パン、ヤマザキなど大手のパン屋が気仙沼市にも入ってくると、市内を制覇していた気仙パンもアンパンやジャムパンなど多くの主力商品が撤退を余儀なくされました。

にもかかわらず、ただ一つクリームサンドだけは単一ブランドとしては、圧倒的に売れたのです。。激烈なパン戦争?を勝ち残り、気仙沼ではクリームサンドを置いていない食料品店はありませんでした。

 

 


投函3 なぜクリームパンは売れるのか


 

何故、クリームサンドは人気なのか。長年の疑問でした。
小学校の給食で食べたコッペパンの味が懐かしいのでしょうか。
実際、気仙パンは長く小学校の給食用コッペパンを作っていました。
ピーナッツバターとクリームの配合が絶妙なのか、かなり甘くなめらかなところがいいのか。あるいは、食べると意外にミッシリしている、そのパンのお得な感じがいいのだろうか?
一番のポイントはこのパッケージにあるのではと、密かに思っています。
なんというか牛がのんびりしているこの絵には安定感があります。
しかし、なぜピーナッツではなくて牛がここにいるのかが、大きな謎です。



投函4 気仙沼のパンといえば



フレッシュ製パンの経営者はそもそもは登米郡の人で、迫町の工場で作ったパンを気仙沼に移動販売に来ていて、ある時気仙パンの工場を押さえることになりました。

そのまま、その工場で作った、クリームサンドをはじめとする菓子パンを地元のスーパーなどに卸したり直販でも変わらずパンを販売していました。

しかし、気仙パン倒産後もしばらくそのまま銀行の管理になっていて行き先の無かったその工場の土地は、銀行の不良債権一掃という流れに乗り2001年に土地に買い手がつきました。
本来ならば、その土地を使ってパンを作っていたフレッシュ製パンが購入するのが妥当でしたが、たびたびそういう話が銀行からはあったにも関わらず、折り合いがつかなかったようです。

そこで、フレッシュ製パンは立ち退きを迫られることになりました。
気仙沼に陣地を構え、クリームサンドという主力商品を手に入れたのにも関わらず、フレッシュ製パンは撤退を余儀なくされ、こんどは桃生郡河北町の工場に移ることになりました。
気仙パンの工場で働いていた職人やおばちゃん達も是非にと誘われ、新工場に通いながらクリームサンドを作り続けました。

今も尚、気仙沼では何ごともなかったかのように、クリームサンドは売れています。